iPhone から Mac を遠隔操作する方法 — 設定からペアリングまで
公開 2026-10-11 · 更新 2026-10-11
このガイドは、Poket PC を使って iPhone から Mac を遠隔操作するための、セットアップの全手順です。インストール、ペアリング、許可の設定、最初の動作確認を 1 か所にまとめ、そのあとで各作業の詳しいガイドへつなげます。
最初に必要なもの
- macOS 14 以降の Mac。
- iOS 18 以降の iPhone。
- その Mac にインストールした Poket PC ヘルパー。
- 初回のペアリングのために Mac 本体を操作できること。Mac のメニューで Pair New Device をクリックし、画面に表示される QR コードをスキャンします。iPhone が同じ Wi-Fi にいる必要はなく、ペアリングはリレー経由でも行えます。
どちらかのアプリがまだなら、ダウンロード から始めてください。iPhone アプリは ベータのページ(英語)から参加できる TestFlight の公開ベータで提供しています。バージョン 1.0 は App Review 中で、まだ App Store にはありません。Android スマートフォンをお使いの場合は、Google Play の無料の Android アプリ も、同じ手順でペアリングして接続できます。
ステップ 1:Mac のヘルパーをインストールして開く
操作したい Mac で、次のように進めます。
- Mac のページから Poket PC ヘルパーをダウンロードして開きます。
- アプリを「アプリケーション」フォルダに移動します。
- 起動して、メニューバーにアイコンが表示されたことを確認します。
ヘルパーは、接続を受ける側(ホスト)のアプリです。ヘルパーがなければ、iPhone アプリには接続する先がありません。
ステップ 2:macOS の必要な許可を与える
求められたら、次の 2 つを許可します。
- 画面収録(ヘルパーがディスプレイを配信できるようにするため)
- アクセシビリティ(タッチ、ポインタ、キーボードの操作を Mac に反映できるようにするため)
システム設定で画面収録をオンにしたら、ヘルパーのその項目の横にある Reopen をクリックするか、Poket PC をいったん終了して開き直してください。画面を見られるようにするには、開き直す必要があります。
どちらかの許可があとで欠けると、リモート操作が一部しか動かないことがあります(たとえば、画面は見えるのにカーソルが動かない)。ヘルパーのメニューにある Permissions の各行には、それぞれの許可が On、Off、Turned off by macOS のどれかで表示され、Fix または Turn On のボタンが付いています。残りの手順は macOS の許可に関するヘルプ(英語)で確認できます。
ステップ 3:iPhone と Mac をペアリングする
ペアリングは、1 台の iPhone につき一度だけです。
- ヘルパーのメニューで Pair New Device を選びます。
- iPhone アプリで Pair your computer(または右上の QR アイコン)をタップし、続けて Scan QR code をタップします。
- Mac に表示されたコードをスキャンします。
- iPhone に出た 6 桁のコードが、Mac のメニューにあるコードと一致しているか確認し、iPhone で Codes match — Pair をタップします。
ペアリングの受付は短時間で閉じ、1 回限りです。期限が切れたら、もう一度 Pair New Device を選んで受付を開き、スキャンし直してください。
ステップ 4:最初の接続を確認する
ペアリングが終わると、アプリは自動で Mac に接続します。アプリ上部のカードに、Mac の名前と使用中の経路が表示されます。Same Wi‑Fi (direct) か Anywhere (relay) のどちらかです。続けて、次を確認します。
- Screen を開いて、ライブ画面が映ることを確認する。
- タップでのクリック、2 本指でのスクロール、キーボードからの文字入力を試す。
メディア操作は、Deck を開いて Play/Pause や Mute をタップします。Deck には Lock タイルもありますが、Poket PC はロック画面の先では動作しないので、Mac の前にいるときだけ試してください。
ステップ 5:接続の経路を理解する
Poket PC は、2 つの経路を自動で使い分けます。
- 同じネットワーク: 直接接続します。
- 外出先: 当社のリレーを経由します。
どちらの経路でも、iPhone と Mac のあいだはエンドツーエンドで暗号化されます。リレーが転送するのは暗号化されたバイト列です。リレーに見えるのは、両端の IP アドレス、通信の時刻とサイズ、ランダムなルーティングトークンで、画面や入力した内容は見えません。
通常の使い方で、ルーターのポート開放や VPN は要りません。ローカルネットワークでのデバイス検出がブロックされている場合、同じネットワーク上で Mac が見つからなくても、リレーの経路なら接続できることがあります。
任意:安定して使うための確認
毎日安定して使うために、次のことをおすすめします。
- ヘルパーをログイン時に起動するよう設定する。
- リモートセッションを予定しているときは、Mac をスリープさせない。
- もう使わないペアリング済みデバイスを取り消す。
- macOS をアップデートしたあとは、ヘルパーのメニューの Permissions にある 2 行がどちらも On になっているか確認する。macOS が許可をオフにすることがあります。
端末をなくしたときは、ヘルパーのメニューの Paired devices にあるそのデバイスの横で、すぐに Revoke をクリックしてください。そのデバイスが使っているセッションも切断されます。
最初の 1 週間によくあるトラブル
画面が真っ黒になる
たいていは、画面収録の許可が拒否されたか、取り消されたことが原因です。ヘルパーのメニューで画面収録の横にある Fix(または Turn On)をクリックし、システム設定で Poket PC をオンにしてから、Reopen をクリックします。画面を見られるようにするには、Poket PC を開き直す必要があります。黒い画面のヘルプ(英語)もご覧ください。
カーソルが動かない
アクセシビリティの許可が足りないか、古くなっています。カーソルが動かないときのヘルプ(英語)をご覧ください。
iPhone が Mac を見つけられない
ヘルパーが動いていること、Mac がスリープしていないこと、そして同じネットワークでの制約を確認してください。Mac が見つからないときのヘルプ(英語)に詳しくあります。
コードの確認のあとでペアリングに失敗する
新しいペアリングの受付を使い、6 桁の数字が完全に一致していることを確かめてください。ペアリングのヘルプ(英語)をご覧ください。
次のガイド
基本の操作経路が動いたら、次のガイドに進めます。
- 外出先から Mac にリモートアクセスする方法
- iPhone を Mac のトラックパッドにする方法(英語)
- iPhone を Mac のキーボードにする方法(英語)
- iPhone から Mac の音量を操作する(英語)
- iPhone から Claude Code を動かす(英語)
このページは、インストール、ペアリング、操作の確認という作業に絞っています。セキュリティモデルを詳しく知りたい方は、セキュリティ をお読みください。
よくある質問
ルーターのポートを開ける必要はありますか?
いいえ。Poket PC は、ローカルネットワークでは直接接続し、外出先では手動のポート開放なしにリレーの経路を使います。
macOS にはどの許可が必要ですか?
ディスプレイの映像を配信するための画面収録と、ポインタとキーボードの入力を操作するためのアクセシビリティです。
アカウントなしで使えますか?
はい。ペアリングも再接続も、アカウントを作らずに行えます。